フルEVの新型クロスオーバーは2023年に発表予定。ガソリン・ディーゼルエンジンは2025年が最後。

フルEVの新型クロスオーバーは2023年に発表予定。ガソリン・ディーゼルエンジンは2025年が最後。

2030年までにミニクーパー全車種が完全電気自動車(EV化)にするとドイツBMWが発表

少し前の話ですが、「独BMWは2021年3月17日、BMWグループの年次会議において、プレミアムコンパクトブランド「MINI」を完全電気自動車(EV)ブランドにすると発表した。」とのことです。

BMWにおけるMINIの位置づけは「プレミアムコンパクトブランド」というらしく、これをすべてEV化するようなので、クロスオーバー(クロスオーバーは先行してPHEVバージョンがありますよね。)をはじめ、CLUBMAN、5ドア、コンパーチブルなども完全電気自動車となるようです。

その背景にはいったい何があるのでしょうか!!?

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『BMWの母国ドイツは、2021年5月5日に「温暖化ガスの排出量の削減目標を高める方針を打ち出しており、これまでの2030年までに1990年比で55%削減する目標を65%(10%アップ)に引き上げした」とのことです。これに伴い、温暖化ガスの排出量を実質ゼロにする時期も5年前倒しして、2050年から2045年としています。』
(日本経済新聞「ドイツ、温暖化ガスの削減目標引き上げ 30年に65%減」2021年5月5日より引用、一部加筆)
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これらの背景には、ガソリンなどの化石由来の燃料を使用する車が排出する「排気ガス」が温暖化を促進していることが分かっており、このほかにもエネルギー業界では、火力発電所などから太陽光発電や風力発電といった「クリーンで再生可能なエネルギー」への転換が促進されています。。。そんな中で、この記事では、全世界的に「脱酸素」「カーボンニュートラル」が進む中で、自動車メーカー各社にも、いち早く環境に良いクルマへの移行が求められているということです。

これはMINIも例外ではなく、地球にやさしい環境に適したクルマが求められていることがわかります。2021年3月17日に実施したBMWの年次総会では、BMWグループの2020年の世界販売台数も発表されており、そのなかで、『MINIブランドは2020年の販売台数は29万2582台で、2019年の34万7465台と比較するとマイナス15.8%という数字だった』ことを発表しており、MINIの電気自動車化はこのことが要因のひとつであると裏付けていることが分かります。

・世界的な脱酸素の加速
・環境に適したクルマが世界的に求められている
・クロスオーバーしか環境適用車がないMINIの世界販売台数が苦戦

これまでの記事を深堀すると、上記の箇条書きのような図式が描けます。そう、我らがMINIを生産するBMWも例外ではなかったということです。
そこでBMW首脳陣は、「人気のあるプレミアムコンパクトブランドのMINIでも、既に環境に配慮した車でないと売れなくなる時代に入っている」と判断し、「MINI」の全車種を2030年代初頭には完全EV化を果たす計画(ロードマップ)を発表することになったのだと推察します。


2025年に最後となるガソリンやディーゼルエンジンのMINIを発表予定

ドイツBMWは、2025年に最後の内燃機関(ガソリンやディーゼルエンジン)モデルを発表するようです。
ようは、、、以下の3点が成り立つということになります。

・4年後の「2025年にミニクーパーの新モデル(ニューモデル)が発表」されること。
・2025年の新モデルが「ガソリンやディーゼルエンジンの最後」となること。
・それ以降は完全電気自動車(フルEV)のみ販売するということ。

そして、この2030年代初頭には、完全電気自動車へ移行するために、2027年までにはすべてのMINIモデルの50%以上がEVとしていく必要があり、これにより「世界のあらゆる地域に拠点を持つグローバルブランドとしての地位を維持していく。」ことを目論んでいるようです。


完全電気自動車の新型ミニクロスオーバーは2023年に登場予定

ミニクーパーの現行車種で環境に配慮しているのは、プラグインハイブリッドを採用している「MINI CROSSOVER PHEV」のみです。現行のMINIクロスオーバーは、オランダのVDLネッドカーに委託しており、完全電気自動車の新型ミニクロスオーバーへのモデルチェンジを機に、BMWグループの生産工場「ライプツィヒ工場」に切り替えることを決定したようです。この新型クロスオーバーは内燃機関(ガソリン・ディーゼル)とEVの両方のバージョンを生産する予定とのこと。
※日本名:ミニクロスオーバーは、欧州モデルでは、ミニカントリーマンとなる。

そして、MINIの完全電気自動車は「新たなEV用車両アーキテクチャーをベースに開発」されるようで、2023年以降は中国のメーカー長城汽車(Great Wall Motor:GWM)と共同で、中国国内でも生産される予定らしい。

いまや中国は「世界の工場から世界の市場」へと生まれ変わっており、GDPもアメリカに次いで世界2位となっている。この中国の消費は世界的に無視ができない状況で、BMWグループとしては、これを見据えて、中国国内メーカーと共同で開発するで中国製のミニクーパーは中国国内での販売し、自社工場ライプツィヒ工場で生産したものは世界各国に輸出するのだろうと推察しています。(一部の報道では中国からミニを輸出する話もあるようです)

まとめ


今回のまとめとしては、MINIの今後の完全電気自動車化(EV化)へ向けたロードマップのお話でした。そのため記事の順番を入れ替えて時系列にして箇条書きします。

2021年:BMWは、2030年代初頭にMINIの全車種を完全電気自動車にすると発表。
2023年:完全電気自動車の新型クロスオーバーが発売予定。
2025年:内燃機関(ガソリン・ディーゼル)の最終モデル発売予定。
2027年まで:すべてのMINIモデルの50%以上がEV化する計画。
2030年代初頭:MINIの全車種が完全電気自動車へ移行する。

皆さんは、、、スピードやパワー重視の内燃機関(ガソリン・ディーゼル)派ですか?それとも、、、これからの地球環境に適した電気自動車派でしょうか?


これは、、、BMWにとっては、良い決断ですよね。完全電気自動車化したら、、、以下の面でメリットが出ます。


・環境に良いクルマをアピールできる。
・内燃機関の2モデルを完全電気自動車に統合でき効率化が図れる。

また、中国のいうように「いままで先進国が、自国の経済を潤すために二酸化炭素を排出し続けたことで地球環境を悪化させた責任を取らず、いま発展途上している国々にそのツケを払わせるのは受け入れられない。」というのも理解はできます。

でも、、、いまの地球環境は「待ったなし」の状況にあるのは間違いないし、世界中で一致団結して、本気で地球環境を考えないといけない時代ですね。

そうなると、、、、(環境に適応した)MINIを買うなら選択肢は限られますね。

・いまMINIを買う(新車も中古車も)なら「MINI CROSSOVER PHEV」。
・2‐3年先なら2023年発売予定の「MINI CROSSOVER SE(完全電気自動車)」
・どうしてもCROSSOVER以外のMINIで電気自動車(例えばCLUBMAN)が欲しければ、もう少し待つ(2025年‐2027年くらい?) ですかね。

あと、、、ちょっと例外的ですが、、、パイパフォーマンスのJOHN COOPER WORKS GPが欲しい場合には「中古市場」で探すしかないですが、、、限定モデルだから、、、オークションとか?になるのでしょうか。